2021-02-16 18:55:34
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どうも。天理です。今日は予告通り、天理流・羊毛フェルト猫の作り方を紹介します。
さっそく下準備です。使うのは、フェルティング用ニードル、糸切りバサミ、ラジオペンチ、qピン、ニードルわたわた(白)、アクレーヌ各色です。グレーがすげー減ってる(笑)。
ニードルは三種使い。それが天理流。
中央がハマナカさんの極細針、右がクロバーさんの仕上げ用針、左がクロバーさんのスピード針。
別にハマナカさんの極細針だけあれば他は無くてもさして困りません。
作業開始。まずはニードルわたわたを適量、ふたつの丸っこい楕円形をこしらえます。
私はここでハマナカさんの極細針を使います。ここでしか登場しません。
あっという間。昨日の苦労は何だったのかと思う。
針をクロバーさんの仕上げ用針に持ち替えましょう。
楕円の一方に適量(それがなかなか解らない)の白のアクレーヌを巻きつけます。
ここはほぼ仮止め。離れない程度に必要最小限の回数刺します。ふわっふわの状態。
で、耳を付ける予定の部分(あ、これ顔です)にグレーのアクレーヌを刺しつけます。ふわふわに。
次に、グレーのアクレーヌで適当なサイズのひし形を作ったら、真ん中で切ります。
耳のサイズを合わせるのって難しいんでね。一気に作ってしまいます。
切断面の糸がほぐれて接着もしやすくなります。良いことしかない。
他の人がこの方法を採用してないと言っても、私は信じません。
耳をくっつけます。ひたすらちくちくしてください。
ここで初めて顔全体を刺し固めます。目を入れるところは入念に。埋まってしまいます。
目です。黒のアクレーヌを少量取って、手のひらでくるくると丸めてください。
目の大きさが違うと作品の出来を大きく損ないますので。ここはちょっと神経質に。
ここでクロバーさんのスピード針の出番です。一気に突き刺しましょう。
目が一発で決まるので重宝してますが、仕上げ用針でも問題はありません。
目が付いたら頬のふくらみを作ります。普段は省略している箇所ですが、今回は特別。
適当な量の白のアクレーヌで左右の頬と下あごを用意します。これも手のひらで転がすといいです。
クロバーさんの仕上げ用針で顔の中央やや下部分にふたつの塊を並べて刺しつけます。
その下に下あごを接着します。
出来たらピンクのアクレーヌを少量丸めて、鼻の位置に突き刺します。スピード針だと楽。
次にピンクのアクレーヌをこより状にして、窪んだ口のラインに線を引きます。仕上げ用針推奨。
ここ難しい。これが出来れば一人前と思っていいでしょう。ここで仕上げ用針の偉大さを知ります。
決して良い出来ではないけれど、一応、顔の完成です。
気合と根性で帽子を作ったら、qピンを頭からぶっ刺します。
最後にボンドで接着してもいいんですけど、せっかくのフェルトがゴワゴワになる。好きじゃない。
qピンの先を返し状に曲げたら再び突き刺し、金具を覆うようにフェルトでちくちくします。
いつもは胴体までぶっ通して肉付けしてるんですが、今回は帽子の分、厚みが出た。
私の羊毛フェルト用品には常にラジオペンチが入っています。ここで使う。
顔が完成したら、もう一方の楕円に白のアクレーヌを巻きつけます。仮止め。胴体です。
適量の白のアクレーヌをふたつ丸めます。これが後ろ足の付け根になります。
後ろ足の付け根部分を胴体に刺しつけたら、尻尾と背中の模様もついでにつけておきましょう。
白のアクレーヌで棒状のパーツをふたつ作ったら、また真ん中で切ります。
四本の足をそれぞれ作るのは面倒臭い。長さもまちまちになったり、ストレスです。
さて、後ろ足の先部分、頭、前足の順で胴体パーツに刺しつけていきます。
個人的に前足の位置が鬼門ですが、バランスを見ながら、適当な位置につけてください。
猫、完成。
あとは意地と努力で野球ボールを作り、ちくちく刺しつけます。
ボンドで接着するなどというアホらしいことはしません。だって、羊毛フェルトだから。
これで、ボンドは一切使用しないで野球ねこを作ることができます。
作業時間は撮影をしながらで90分。昨日のアレは本当に一体何だったんだろう。
完成品を並べてみました。どちらがいいかは個人の好みでしょう。
私としては、硬質の目ってちょっとずるいような気がする。ボンドも使いたくない。
以上が天理流・羊毛フェルト講座です。少しはお役に立ったでしょうか。
あ、昨日書き忘れましたけど、リクエスト募集してます。今日は楽しちゃった。
それではまたお会いしましょう。天理妙我でした。
みこみこ陥落。罪なオトコ。
ただね、お気に入りに登録しても毎日ひとつずつ記事が流れてくと思うよ。
……なんで猫で野球なんだろう。